ヒトは、簡単にやる気が出たりなくなったりします。
それは、一体どうしてなのでしょう?
また、やる気は自分でコントロールできるものなのでしょうか?
そのメカニズムを知って、
簡単にやる気を出す方法、コントロールする方法についてご紹介したいと思います。
受験勉強、仕事の締切が近くて焦ってる人は参考にして頂けたらと思います。
まずは『やる気がなくなる理由』を知ろう!
やる気が出るとか出ないとか、
それは、その人の気持ちの問題と考えられがちですよね。
なかなか宿題を始めない子供に対して、
周囲の大人たちは「あなたに宿題する気がないんでしょ!」と言ってしまいます。
でも、
実はヒトのやる気は気持ちの問題ではなく、脳に理由があるのです。
脳には、側坐核(ソクザカク)という部分があります。
側坐核は、刺激を受けることでドーパミンという脳内物質を分泌し、
それによってやる気が出るのです。
ヒトがダラダラと行動していない時には
側坐核は完全に休憩してしまっているので働かず、
これがやる気がない理由です。
そこで、この側坐核に刺激を与える方法なのですが、
残念ながら側坐核は、実際に行動し始めてしばらくしてから働き始めるのです。
つまり「行動することでやる気が生まれる」という理屈です。
結局のところ「行動を始める以外にやる気を出す方法はない」ということですね。
『やる気を出さなくても』グングン捗る方法!
前の章で説明したとおり、
「やる気を出すことで行動できる!」というのは間違いで、
本当は「やる気が出る前に行動する必要がある」のです。
やる気が出る前の行動を始めるコツ(きっかけ)は何でしょう?
まずは、背筋を伸ばし、姿勢を正しましょう。
やる気がないなー、と思う時
たいていの場合は、姿勢が悪くなっていませんか?
椅子の背もたれに完全にもたれてしまっている。
机に肘をついて背中は丸まっている。
さらには寝ころんだまま「やる気出ないわー」なんて言っていませんか?
それでは何も始められなくて当たり前なんですね。
一度大きく深呼吸してもかまいません。
しっかり背筋を伸ばしましょう!
それから作業に取りかかれば意外とはかどってしまいます。
やる気を出すためにおすすめの5つの手法
では、「やる気を出す」ために
誰でも簡単にできる5つの方法をお伝えいたしましょう!
どの方法があなたに合うのかは
実際に試してみてくださいね♫
1.「やるぞ!」と声を出して気合を入れる。
とりあえず声を出す!
ということが行動を開始するきっかけになります。
言葉を発するということで
自分自身を高める!という効果も期待できます。
2.飲み物を用意して飲む
座った状態から一度立ち上がり
「飲み物を入れて飲む」という目的を持った行動になり、
やる気が起きるための活動としても作用します。
また、リフレッシュ効果も得られます。
3.タイマーをかける
10分程度の短い時間でいいのでタイマーをかけてみましょう。
自分にプレッシャーをかけることも、やる気を出すための効果的な方法です。
4.体がきつい時は無理せず「プチ仮眠」をとる
疲れた時には体力回復と頭をスッキリさせるためにも睡眠を取りましょう。
長い時間眠ってしまうと起きてエンジンをかけるのに時間がかかってしまうので、
10~15分で起きるようにしましょう。
横にならず座った状態での睡眠の方が、
短い時間で起きることができます。
5.ヨガやストレッチなど軽く運動をする
運動は血液の循環を良くし、
ハッピーホルモンとして知られるエンドルフィンを最も早く出せる方法と言われています。
軽く身体を伸ばすことから始めてみましょう!
まとめ
やる気は勝手に出たりなくなったりするものではなく、
自分でコントロールできるものだったのですね。
結局、何かやるためにはとりあえず
「行動するしかない」というのは、
簡単なようで難しいような気もしますね。
皆様の参考になればと思います。